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マイホーム購入を検討しているあなたへ。決断する前に考えるべきこと

はじめに

多くの人は、「いつかはマイホームを持ちたい」と考えたことがあるはずです。人生の中で、特に結婚した時や子供が生まれた時には、身の回りそういう人も増えるし、TVCM等もなぜかよく見える、気になるタイミングがあります。

そんな私も、25歳で結婚し、最初は実家に同居していましたが、10年後に新築マイホームを建築しました。東北地方のとある田舎です。田舎と言っても限界集落ということでもなく、何の不便もありません。

46歳になった今、家を建てて良かったか?と聞かれたら、こう答えます。

「マジで良かった。今のところ・・・。」

本当に新築住宅マイホームは夢の塊で、多少小さくても、思い通りじゃなくてもやっぱり最高です。でも最高の裏にはいろいろと小さな問題や後悔や失敗がひそんでいます。

新築から10年経った所で私からその辺の話をしていきたいと思いました。これはこれから家を建てようか悩んでいる人はもちろんですが、自分の子供や友人の子供達に向けての意味、そして私の備忘録的な意味も含めています。

本当の意味での新築10年目のリアルを落とし込んでいきますね。


住宅購入は人生の大きな決断の一つです。新築の家で家族と過ごす時間は魅力的です。

この私のブログを読んで、家を建てよう!って決心つく人、やっぱり新築じゃなくていいかっていう決断をする人、そんな人の手助けの一部になれたらうれしいです。

そうこう悩んでいるうちに結婚が決まったり、子供ができたり、親の介護が必要になったり、仕事がなくなったり転職したり・・・いろんな環境が変わっていきます。

あなたの人生にとって最良の意思決定ができますように・・・

目次

マイホームを持つメリット

1.将来的に資産になる可能性がある

マイホームは、住宅ローンを完済すれば自分のものになります。家賃を払い続ける賃貸とは異なり、支払いが終われば住居費の負担が大きく減るのは安心材料です。

また、立地や市場価値によっては、売却する際に購入時よりも高値がつくこともあります。

ネットで調べれると上記のようなことが書かれていますね。確かに間違いありません。

でも多くの場合は金額的価値は低下すると考えていいです。だって建物自体は劣化するわけですから。

どこに価値を置くかですが、新築の際、私は金額的価値なんて考えませんでした。

家族との空間が私にとって最高の価値を生むものということですね。

それは古いかどうか、第三者の資産価値があるかどうかは関係ありません。

1-2. 自分の理想の空間を作れる

賃貸では制限されるリフォームやDIYも、持ち家なら自由に楽しめます。

内装を自分好みにアレンジしたり、庭やベランダを活用したりすることで、より快適な空間を作れるのが魅力です。

いろんな遊び心や、憧れを自分の思う通りにつめこめます。もちろん、お金もかかってくるので何でもかんでもというわけにはいきませんが、それもまた、家族で話し合う時間がたまらなく楽しいのですよね。

1-3. 老後の住まいの安心感がある

持ち家があれば、老後の住まいに関する不安が軽減されます。

特に高齢になると、賃貸住宅の契約が難しくなることもあるため、安定した住まいを確保できることは大きなメリットです。

これもネットでよくある情報ですよね!でもこれも間違いありません。

ただ、今から新築を建てる人に言いたいことは、老後のこと、高齢になった時のことだけを考える必要はないということです。また、この家を自分の子供が使うかもしれないとか、そういうことも考える必要はないと思っています。

衣食住という言葉があるとおり、家がある安心感は人生生きていく上で大きなメリットです。

でも夢のマイホームを建てる時に、老後のことばかり考えていたらなんだかつまらないですよ。

せっかくなんですから。

この段階ではどうにかなるさ、どうなるかわからないさ、という心持くらいがちょうどいいです。

2. マイホームのデメリット

2-1. 住宅ローンの負担が長期間続く

住宅ローンは多くの場合、30年や35年といった長期間にわたる返済が必要です。人生の中で転職や収入の変化があった場合、ローンの返済が負担になる可能性も考えられます。

これは本当です。一番悩ましい所ではないでしょうか。

でもこれも個人的にはそこまで深く考える必要はないと思っています。普通に夫婦共働きしていれば払っていけます。

環境は大きく変わっています。特に教育にかかる費用は10年前とは比較できないほど、補助金や助成金が国から支払われその負担は少なくなっているし、今後もその流れは変わらないでしょう。

とはいえ、住宅ローンは長期に渡って支払い続けることになるから、縛られていることには違いありませんね。デメリットといえばデメリットです。

2-2. 維持費や修繕費がかかる

持ち家には、固定資産税や修繕費が必要になります。築年数が経つと、屋根や外壁の補修、水回りのリフォームなど、まとまった出費が発生することもあるため、将来的なメンテナンス費用を考慮しておくことが大切です。

新築の時はもう勢いづいているから、いろんなものを買ったり設備に投資したりします。

それが10年くらい経過すると色んなものが壊れてきますし、メンテナンスしていかないと不安な所もあります。当然、当初から気に入らなかった所や、想定外に使いづらい所等は、自前で直していく必要があります。

そういう意味ではデメリットになりますね。

3. 賃貸という選択肢のメリット・デメリット

私は若い頃に賃貸アパートに住んでいたくらいで、メリットとデメリットを語れるほど経験値はありませんが、賃貸は賃貸で考えられるメリットとデメリットは当然ありますよね。

新築か賃貸かっていうのは、近く記事にしたいと思っていますが、本当に永遠のテーマです

私は完全なる新築派ではありますが、それは住んでいる環境にもよります。

私は田舎暮らしですから新築が合っています。

同じ土地の広さで同じ面積の家を東京都内に建てようとしたら10倍の値段はかかるのではないかと思います。

3-1. 賃貸のメリット

  • 住み替えが自由:ライフスタイルの変化に応じて、住む場所を柔軟に変更できる。
  • 初期費用が比較的安い:住宅ローンの頭金や税金の負担がなく、大きな資金を準備しなくても済む。
  • 修繕の負担がない:設備の故障などの修理費用は大家が負担するため、突発的な出費のリスクが少ない。
  • 負の資産が残らない:マイホームは資産になるが負の資産になることがほとんどである。
  • 空き家問題等は考えなくてもよい:自分の子供達は子供達で済む場所を選ぶと思われる。

実際、現代はものを所有する時代ではないとも言われています。

特に独身世帯の方は、ホテルを転々とする生活をしている人も少なくありません。

ものを所有しないで、多くのものをサブスクで手に入れる時代。それが住宅にもあてはめてメリットと言い換えることができるのかもしれないですね。

3-2. 賃貸のデメリット

  • 家賃を払い続けても自分の資産にはならない
  • 高齢になると契約が難しくなる場合がある
  • 希望の間取りや設備を自由に選びにくい

これらは何となく想像できることではないでしょうか。

よく新築を進めてくる住宅メーカーから言われることかもしれません。

「家賃を払い続けるなら、住宅ローンで同じ金額払って新築に住んだ方がいいですよ。自分のものになるし・・・」

でもそれって本当ですか?って話ではあるのですが…。

4. マイホーム購入を考える際のチェックポイント

4-1. 自分のライフスタイルに合っているか?

今後のキャリアプランや家族の状況を考えたときに、特定の場所に長く住み続けることが自分に合っているかを検討してみましょう。まず今何歳で仕事に就いているか。結婚しているか、子供は何人いて何歳か。車を持っているか。どこに住んでいるか。親やその他家族の状況はどうかということですね。

これらは現実的なところ。ただ、更に大事なことは、実はあまり考えたくないところです。

あまり考えたくないからスルーしてしまいがちだけど、しっかり向き合ったほうがいいことがこちら。

  • 実家や親との関係
  • 妻の実家や親との関係
  • 子供の保育園や学校問題

実家の親や、配偶者の親とは仲良くしていた方がいいです。

子育てで必ず頼ることになるし、ありがたい存在でいてもらうことが大切。

それから子供が何歳で新築するのかも結構大事なことですね。

なるべく友達関係が壊れないようにと考えるし、そうでなくても小学校入学に合わせて建てて、学区を変更する。なんて人も少なくありません。

そのように現在の自分たちを取り巻く環境やライフスタイルを考えて決めた方がいいのは間違いありません。

4-2. 住宅ローンの返済が無理なくできるか?

長期のローン返済が必要になるため、無理のない支払い計画を立てることが重要です。

金利の変動や収入減のリスクも考慮しましょう。

住宅ローンに関しては、あまり無責任なことは言えませんが、夫婦共働きをしていれば、必ず返していけます。

返していける金額を毎月の支払額にします。

一方で、現在金利が不安定です。

固定金利か変動金利か。

これも永遠のテーマ。ちなみに私は変動金利を選択しています。

なぜかというと、固定金利の水準まで変動金利が上がることはそうそう考えにくいなと思ったからです。

変動金利が一気に上がったら、住宅ローン返済が出来なくなる人がたくさん出てきます。

国はそんなことをするわけがないという、そういう根拠です。

4-3. 購入以外の選択肢も検討したか?

マイホームを持つ以外にも、長期賃貸やシェアハウスといった選択肢があります。購入が本当に最適かどうか、他の可能性も視野に入れることが大切です。

5. 結論:あなたにとってマイホームは本当に必要?

どうでしたでしょうか。

マイホームに関して総論を書いてみました。

まずは、今住んでいる家があるのであれば、「買うのが当たり前」ではなく、自分自身の価値観やライフスタイルに合っているかをじっくり考えることが大切です。

新築をするより、賃貸に住んで、実家をリフォームするなんていう方法があっている人もいるかもしれません。

実家の両親が高齢に伴って高齢者マンションに引っ越すから、実家が手に入る人もいるかもしれません。

もし今、「本当に買っても大丈夫?」と少しでも迷っているなら、焦らずに色々な選択肢を検討してみるのもよいかもしれません。あなたにとって、最適な住まいの形を見つけてくださいね。

このブログでは、マイホームの総論を述べてみました。

次回以降は、じっくりと細かいテーマで深堀していきたいと思います。

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この記事を書いた人

マイホームは一生の買い物。でも、10年経って気づいた『やって良かったこと』と『後悔ポイント』があります。これから家を建てる人が後悔しないように、リアルな経験をシェアします。

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